マーキングとは空き巣犯などが下見で得た住民の情報をメモしたり仲間と共有したりするための目印を付ける行為です。
空き巣犯は犯行に及ぶ前に入念な下見をしています。そして、下見によって知った情報を該当の住宅の表札や郵便受け、玄関ドア、電気メーターなどに記していきます。空き巣は単独犯だけではありません。大勢からなる侵入窃盗グループが検挙されたケースがあります。このようなグループ内で情報を共有するためにマーキングが行われることもあります。
この目印から、住人の「家族構成」「留守の時間」などが分かってしまう可能性がありますので
玄関などに見慣れない文字や記号が書かれている場合は注意しましょう。
まず、空き巣がよく目印を残す場所を紹介します。
日常生活の中では気に留めない場所にマーキングされているケースがあるため、注意して観察しましょう。
代表的な場所はこの5か所です。
玄関、インターフォン、ポスト、窓、メーターボックス
空き巣が目印として使う文字や記号にはさまざまな種類があり、空き巣によって使うマークは異なります。
業者を装って近づき、住民があまり見ない側面や底などに文字や記号、シールなどが貼ってある場合は要注意です。
マーキングを発見した場合の対処法
マーキングを発見した場合は、空き巣の侵入を防ぐために早急な対処が必要です。
空き巣に侵入される前に、正しい対処と対策をしましょう。
対処法1 マーキングを消す
消す前に必ず証拠写真を撮ります。警察に届け出る際に証拠として利用できるからです。
除光液やシール剥がしなどを使って消します。また、傷は補修します。
対処法2 警察に相談する
証拠写真と発見した時系列をまとめたメモを持参して警察に相談してください。
万が一、空き巣被害にあった場合も迅速な対応を受けられる可能性があるため、相談しておくと安心です。
警察に相談しても被害を完全には防げませんが、
相談後は警察が自宅周辺や地域の巡回を行ってくれる可能性があり、住宅周辺の空き巣や不審者対策になります。
対処法3 空き巣対策をする
マーキングを消しても再びマーキングされる可能性があります。
そもそも狙われにくい家にするために空き巣対策をしましょう。
防犯カメラ、センサーライトの設置をし、カメラ撮影中のステッカーを見えるところに貼付する。
補助錠設置やセキュリティシステムの導入などご自宅に合った防犯対策をしましょう。
マーキングされない、狙われにくい家の防犯対策についてのご相談は弊社でも承ります。
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